民主党の生方幸夫副幹事長(62)が28日、千葉県松戸市内で講演を行い、政治資金問題を抱える小沢一郎幹事長(67)への批判を約2時間にわたってぶちまけた。
「解任騒動」後、初となる選挙区での定例講演には普段の約3倍となる100人以上の支持者が集結。生方氏は「小沢さんが国民に説明責任を果たしていないという考えはブレない」と、小沢氏の進退問題を含めた責任追及の姿勢を貫いた。民主党の支持率低下の要因について、小沢氏らの政治資金問題を強調。生方氏は「3人も秘書が起訴されてる方ではなく、私が処分されるのはおかしいょ」と語気を強めた。
70代男性は「議員が何も言えない民主党で、口火を切った生方先生は獅子です」と称賛。参加者から大拍手を浴びた。
党執行部批判を理由に辞任を要求された18日から10日間で、テレビやラジオで計20番組以上に出演。この日もフジテレビの報道番組で「(小沢氏が説明責任を果たすには)国会以外にない」とし、国民の理解が得られない場合は「上に立つ者として身の処し方がある」と辞任を求めた。
騒動直後、生方氏のホームページには2000件以上のメールが殺到。9割以上が「よくやった」「がんばれ」と称賛の声だった。通常は日に10件ほどだが、23日の解任撤回後も増え続け、現在は計約4000件に上るという。なかには、副幹事長続投に対し「お前みたいなやつは党から出てけ」と厳しい意見もあった。
続投が決まり「今後は党内でどんどん言っていく」と意気込む生方氏。29日の正副幹事長会議では「もう主張はしたから、他の副幹事長の出方を見極めたい」と静観する構えだ。
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